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TOEICがビジネス英語に役立つところと足りないところ


TOEICと実際の英語は似て非なるもの?

英語力を測る試験として広まっているTOEIC。採用試験で履歴書にTOEICの点数を必須要件にしている企業もあるので、英語力を測る物差しとして普及しています。確かに最低限のレベルをはかるのにはわかりやすいテストだと思いますが、TOEICのみを完全に信用していいかというと、そうではありません。TOEICと実際のビジネスで使われている英語の違いを考えてみます。

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TOEICの役立つ点

英文法的な知識

幼少期から英語圏で過ごしていない場合、学習のスタートに英文法から入るのは正しい選択です。TOEICに出てくる文法の知識は必要不可欠なものをきっちりカバーしています。文法力を確認する目的でTOEICを使ってみるというのは、TOEICをビジネス英語と重ねて考えたときには正しい方法でしょう。一方で、まれに重箱の隅をつつくようなマニアックな英文法の問題も出てきます。ネイティブでもきっちり理解していない例外的知識は点数を取る場合は必要ですが、正直実際のビジネス英語においてはそこまで重要ではありません。もちろん理解している方がベターですが、ネイティブでも間違えるものだということを頭の片隅においておいてください。

TOEICに出てくる英単語・語彙力

TOEICに出てくる英単語はかなり基礎的なもので大幅に構成されています。TOEICに出てくる英単語や英語表現がほとんど頭に入ってきて、95%が理解できるのであればビジネス英語で使う最低限の英語力は身についていると考えていいでしょう。

TOEICがビジネス英語に役立つところと足りないところ

TOEICでは足りない点

多様な発音のリスニング

TOEICにもリスニングはあるのですが、種類が違います。ビジネス英語では、いろんな国のいろんなアクセントの人達と接して理解しないといけません。一方でTOEICに出てくるリスニングの人は英語を読むプロなので、相当にきれいな発音で話しています。きれいな発音を聞き取れるのはビジネス英語では当たり前なので、TOEICのリスニングは完全にスタート地点です。

ライティング・スピーキング

TOEICではライティングはありません。もちろんライティングとスピーキングに特化したTOEICも出てきてはいますが「いわゆるTOEIC」「企業が入社時に点数を聞くTOEIC」では、ライティングはありません。ビジネス英語ではメールのやりとりも頻繁にありますし、契約書などなどの公式な文章も英語を使うので、正しい英語をフォーマルに各能力が求められます。この点はTOEICにカバーできていないところです。また、ビジネス英語では相手と話して自分の意思をちゃんと表明しないといけません。その点も「いわゆるTOEIC」ではカバーできない点です。

TOEICは文法と語彙のテストとしては使える

TOEIC対策はもちろん英語の基礎能力を上昇させます。なので、TOEICが高得点の人は、文法と語彙については最低限のレベルを大幅に上回っているでしょう。しかし、TOEICが950点でも話せない・書けないという人はたくさんいます。極端なことを言うとTOEICは話したり書いたり自分の意思を相手に伝えるための能力を測るテストではないのです。

TOEICに何を足せばビジネス英語で使えるか

文法と語彙についてTOEICでわからない部分があったり80%をカバーできていない場合、TOEICを使って学習を進めるのはわかりやすい物差しになるので、いい方法です。しかし、いろいろな発音の混ざるリスニングと、スピーキング、ライティングは他の勉強法を使わざるを得ません。映画でリスニングをすることがいいリスニングのトレーニングになりますし、またライティング指導もあるオンライン英会話で、書いた内容を元に実際に話したりする訓練を繰り返すのもいい方法です。

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