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TOEICだけでは外資のビジネス英語は通用しない
冒頭から激しいことを書いていますが、外資のビジネス英語に必要なものが、TOEICの学習過程にはかけています。それが何か、そして補うためには何をすればいいのか、考えてみます。
TOEICになくて外資のビジネス英語にあるもの
TOEICは発音がきれいすぎる
TOEICのリスニングは発音がきれいすぎます。しかし、実際には、あんなにきれいな発音の人ばかりではありません。
外資では、いろいろな国籍の人が働いています。インド人の発音が独特であるというのは有名な話ですが、他の地域の人も負けず劣らずアクセントが独特な場合はあります。もちろん仕事ですので
どんなアクセントでも理解して仕事する
ということが必要になりますよね。発音がきれいすぎるTOEICのリスニング学習で養えないものです。
TOEICにはライティングがない
ビジネス英語のライティングに必要なことで詳しく書いた通り、
外資のビジネス英語では端的に明確に誤解がないライティング
ができる必要があります。外資に入りたてのころは、同僚に
その文章は長いから、もっと簡潔で短く、明確にわかりやすくして
と頻繁に言われてました。今でこそ指摘される回数は少なくなりましたが、最初の頃はダメだしばかりでした。同僚の添削で上達しましたが、結果的にわかったのは
要約された英語のライティング上達には、ひたすら書いて添削されるのが効果的
ということです。頑張って書いた文章を目の前で修正されて、結果的にほとんど原型をとどめていないこともあり、結構ショックを受けていました。
スピーキングや発音ができなくても高得点がとれるTOEIC
実は外資のビジネス英語に必要な要素の中で唯一、発音は短期間で上達可能なものです。しかし、発音が違うと勘違いが生じて仕事の結論に大きく支障をきたしたり、
何度も聞き返されて1分で終わる会話が3分かかる
など、効率が悪くなります。これはビジネスの上で致命傷です。しかし、繰り返しますが、発音は短期間で上達します。
また、発音が上達すると英語学習全般の上達スピードが早くなります。ためしに1ヶ月、発音のみに集中して勉強してみてください。
外資のビジネス英語も普通の英語の延長線上にある
仕事で使う英語なので、きっちり仕上げておく必要はあるものの、結局は同じ英語です。TOEICの学習で基礎がある人は、TOEICでは足りないものを補うように学習すればいいだけです。
実はTOEICの英語が特殊なのかも?
TOEICのスピーカーは発音がとてもきれいです。実は外資で働いていて思うことなのですが、あのレベルで発音がきれいな人は3割程度しかいません。ただ、そういう人の英語は聞き取りやすいので、こちらも早く理解できますので、ディスカッション自体が素早く終わり、効率的です。
少しTOEICからは話がそれますけど、正直、発音が悪くても時間をかければ話は通じます。ただ、誤解される可能性はたくさんあることは、RとLや、VとBや、AとUのページで書いたとおりです。つまり、
発音が間違っていても話は通じるが、誤解が生じるなど、効率的に話がすすまない
ことがあります。この点においても、正しい発音を身につけることは、外資のビジネス英語のみならず、英語のコミュニケーションでとても重要なのです。発音が違うと、例えばですけど、
会議で気の利いた冗談を言っても発音が理由で聞き返されて理解されないこともあるので悲しくなったりしますよ。
管理人推奨!ビジネスレベルまで最短で到達する英語習得手順
1. 英語初級~中級は適切な教材を使ったシャドーイングで発音&リスニング 2. シャドーイング後は映画を使ってネイティブの表現に慣れる 3. ビギナー向けオンライン英会話(ビギナー向け) を使って話す練習 4. ビジネス・上級者向けオンライン英会話(ビジネス・上級者向け) を使って話す練習 |