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何かを「含む」意味の動詞2種類:外資系英語ではニュアンスの違いも大事
containとincludeは、似たような意味なんですが、意味に差異があります。微妙な違いなんですけど、ネイティブはきっちりわけています。その使い分け方について聞いてみました。
IncludeとContainのニュアンスの違い:外資系英語ではニュアンスの違いも大事
まずは抽象的な説明ではありますが、ニュアンスの相違を見てみましょう。
containの持っているニュアンス
一番大切な概念として持っておきたいのは
全て包み込まれている
というニュアンスです。コンテナ(Container)と呼ばれる倉庫をイメージしてみてください。荷物は基本的にコンテナの中に全部入ってますよね。つまり
全てのものが一箇所に含まれている
という意味だと思って下さい。また、抽象的な場合より、「物理的に格納されている」ときに使う言葉でもあるとのことです。
includeの持っているニュアンス
一番大切な概念は
一部分を包んでいる、一部分を含んでいる
といったニュアンスです。また、物理的ではなくて抽象的に含まれているニュアンスもあるようで、物理的な形がない場合は、Includeを使うとのことです。さらに「一部分」という意味合いと同じニュアンスですが、他の物が存在していることも暗に示唆しているのことです。
意味の違いを例文で考察:外資系英語ではニュアンスの違いも大事
This box includes my gift.
という文章を考えてみましょう。この箱には他のものも入ってる、とは言ってないんですが、そういう意味があります。きっと
誰かの誕生日にみんなでプレゼントを買って、一つの箱に詰めた
とか、そういうことなんでしょう。
his box contains my gift.
では、まず形あるものなので物理的ですし、ハコの中身の主な内容はmy giftであるというニュアンスとのことです。
includeの時と違うのは、箱の中身は自分のギフトだけ
ということですね。
Apples are included in fruits.
一方で、抽象的なグループに含まれる例としてこういう文章がなりたちます。「りんごはフルーツに含まれます」ですが、containを使うと格納される物理的なニュアンスが強くなります。
小さい意味の違いを習得⇒外資系英語ではニュアンスの違いも大事
まずは抽象的なものか具体的なものか、そのあとに一部なのか全部なのか、これで使い分けはほぼクリアできるという結論に至りました。
こういうニュアンスの確認などは、英語のみならず言語学習で超重要です。日々の学習時に意識しているのとしていないのでは、1年後の実力が全然違いますよ。
単語の細かいニュアンスが使いこなせないとビジネスで損する?
よくビジネス英語で文章を作るときに「wording」という言葉を使います。言葉のニュアンスみたいな意味の言葉ですが、動詞のニュアンスをきちんと理解していない場合、こういうところに気を配るのは難しいでしょう。
ビジネス英語ではニュアンスの使い分けが超重要です。
実際に日本語でも言葉の使い方というのは重要です。英語でもそれは同じです。ましてや、ビジネスで相手に納得してもらうためには言葉の使い方は極めて大事です。
そのためにも細かい意味の違いや、意味の強さの違いをきっちり学んでほしいです。興味がある人は、外資系で働くのに必要な英語力養成の記事も読んでみて下さい。
細かい意味の違いを学べる面白い本を紹介:外資系英語ではニュアンスの違いも大事
ニュアンスを学ぶのに最適な教材がありました。読むだけで面白い上にニュアンスの違いを学べます。こちらの記事で詳しく紹介しています。
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