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発音の中で強調する単語と強調しない単語
英語の音で日本語と大きく違うことの一つとして「全ての単語をはっきり発音せず、抑揚をつけて話す」というものがあります。日本語は基本的に全ての音をほぼ同じように話す言語なので、違う点ですよね。
リスニング上達のコツは機能語の扱い
英語の品詞を分類していくと、二つにわかれます。そのうち
内容語というのは強調されて発音
機能語というのは強調しないので弱く発音
されます。
強く発音される内容語とは?
内容語とは、文章の意味を構成する中心にいる単語たちです。分類は
名詞 →人、もの、場所、考えなど…party, pen, japan, love
動詞 →動詞そのもの …run, go, think
形容詞→名詞を説明する単語 …blue, soft, beautiful
副詞 →動詞を説明する単語 …carefully, calmly, quickly
疑問詞→いわゆる5W1H …who, what, where, when, why, how
否定語→否定の時に使う単語 …not, never
なんで内容語は強く発音されるのか?
内容語は話の意味の中心になる言葉です。なので、
聞いている人の頭に話の全体像を容易に伝えることができるように
強調して発音します。
弱く発音される機能語とは?
機能語とは、文法的に文章を正しくするためのものです。分類を見てみましょう。
助動詞→動詞をサポートする動詞 …am, are, has, could, should
前置詞→単語同士を関係付ける言葉 …at, on, to, near
接続詞→節をつなげる言葉 …and, so, but, however
限定詞→名詞の詳細を付け加える言葉…a, an, the, some, any
代名詞→名詞の代わりに使う言葉 …I, it, we, they, he, she
なんで機能語は弱く発音されるのか?
機能語がなくても
内容語さえ聞き取れれば主に話し手が言いたいことは聞き手に伝わるから
です。
リスニングでは聞き取りづらい機能語をどうするか?
結局、この聞こえづらい音をどう攻略するかというのは、リスニング攻略の大きな鍵となるでしょう。そこでネイティブの同僚に「君たちは全ての音を拾えてるの?音量的に厳しいんですけど…」と聞いてみました。
機能語は聞こえなくても仕方ない
同僚の答えとしては、
全て一つ一つの言葉を聞き取り必要はないし、聞こえなかったら聞こえた単語から類推すればいい。機能語は内容を理解する上ではあまり重要じゃないし、重要なら強く発音する。
ということです。これって、日本語でも聞き取れなかった時なんかには、やっていることですよね。
内容語と仲良くなればリスニングは上達
物理的に聞こえにくいものを聞くように頑張るのではなくて、
聞こえてくる音から判断する方がリスニング的にも簡単
です。完全に聞き取ろうとするのではなく、
ある程度は聞こえない音がある
ことを理解すればいいですよね。そもそもネイティブも聞こえないときがあるのですから、そこにこだわりすぎない方がいいようです。
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