英語勉強法をレベル別、弱点別に考える

今の英語力に応じて勉強法を選ぼう

英語の勉強法といっても多岐にわたりますし、現在の実力に合わせて選ばないと効果的な勉強ができません。現在の実力別、レベル別に勉強法を選んでいきましょう。

初級:英語の文章を読んでも聞いてもわからない場合

この場合、英語の構造をもっと理解する必要が有るとともに、英語のボキャブラリーが足りない可能性が大きいです。

英文法を学ぶ必要あり

英文法は英語の文章の骨組みの基本になりますので、まずはここを理解するのが近道です。もちろんネイティブで小さい頃から英語に触れていれば慣れてしまうのですが、後天的に学ぶ場合、英語の文章が作られるルールを覚えてしまうのがてっとり早く英語を身に付けるコツです。何も難しいことを考える必要はなくて、中学校の教科書レベルの文法知識があれば、ある程度のことは解決します。

英単語力を増やす必要あり

これは、どのレベルの英語学習者にも言えるのですが、まずは基礎的な単語の習得に努めましょう。中学校レベルの単語の範囲でまずは十分ですし、それが頭に入ればよほど専門的な文章でなければ読めるはずです。まずはベーシックな単語をカバーしましょう。

一方で、知っている英単語の数を一つでも増やすことは言語学習の永遠のテーマです。母国語の日本語であっても知らない単語に出くわすことは多いと思いますので、外来語である英語になればもっと多いはずです。

中級:文章で読めばわかる、けど聞き取れない場合

文章は読めるし内容も理解できるという時点でボキャブラリーと文法力は備わっていると思います。一方で聞き取りというのは別な能力ですし、英語の方が日本語よりもいろいろな種類の音が存在しています。こればかりは慣れが必要です。

耳を鍛えてリスニング力をあげる

聞いた内容を繰り返すというシンプルなトレーニング方法のシャドーイング。これを１ヶ月もやると、かなり耳が鍛えられます。聞いた内容を繰り返さないといけないので、集中力もあがります。シャドーイングを1ヶ月から2ヶ月やってみたら、今度はビギナー向けのオンライン英会話で実践的に話す練習をするのもいいですし、空いた時間には映画を英語で見てみる練習もいいでしょう。

中級レベル向け、自分のリスニングレベル判定法

70％程度の英語は聞き取れる実感がある場合に、シャドーイングをするのが効果的か、それとも次のレベルに進んで実際にオンライン英会話などで会話に入るのが効果的か、判定するのが少し難しい場合があります。このレベルの学習段階では、管理人が推奨している教材である30日間英語脳プログラムの公式サイトに、リスニングがどの位できるかのテストをするページがあります。そこで問題がないのであれば実際にオンライン英会話などを利用して喋る練習に移行してもいいと思います。

中上級:何を言ってるかわかるけど英語で答えられない場合

耳は英語の音になれていて相手の話は理解できるけれど、それに答えようとするとできない、もしくは一瞬考える必要があるのでスッと返答が出せない。こんな場合は、口から英語を発する練習が足りないと言えます。文法や単語力はあって、ただし瞬時に文章を作れないというだけなのです。

英語での定型表現・決まった表現を覚える

シンプルな表現をベースにした教材を元にシャドーイングを繰り返して、よく使う表現を口に覚えこませます。新しい表現がでてきたら、独り言で何度も呟いてみて、考えなくても口から英語がでてきてしまうレベルまで慣れてしまいましょう。ここまでやると、よほど複雑な内容は別として、一般的な内容の英会話であれば問題なくなるでしょう。

上級:複雑な表現の英語が聞き取れないし言えない場合

シンプルな日常会話の英語ならやりとりはできるものの、ビジネスで使う専門的でちょっと複雑な表現を英語で表現することができないというレベルの場合、ほぼ英語の基礎的な力は備わっていると言えます。

ひたすら英語を話す練習が必要、実践あるのみ

ここまで来ると基礎的な英語力は備わっていて、あとは実践が必要なだけです。オンライン英会話を利用して実際に自分がどこまで話せるのかを試してみるといいでしょう。その際に、あえて日本の文化と講師の国の文化の説明をし合うなどのように、少し複雑な内容を含むトピックを選択してみましょう。

上級レベル向けリスニング力判定法

英語はもうほとんど聞き取れる実感がある場合、映画を英語でみることができるかを一つのテストとしてみるのはいい方法です。映画の英語はかなり上級者向けで、これができれば日常会話はおろかビジネス英語でも英語力が問題になることはないでしょう。