シャドーイング…発音は筋トレ
今まで発音に関する記事の中で既に書いていますが、英語の発音をするには日本語の発音では使わない口の筋肉を使う必要があります。これは、普通に日本で生まれ育ってきた場合、意識しても相当難しいことがあります。例えば
Relatively
という単語をRとLを区別して、Vの発音もBにならないように言ってみて下さい。そして、それを少し早口で言ってみましょう。おそらく口がもつれると思います。でも普通はそれが自然です。
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使っていない筋肉は動かない=滑らかにスピーキングできない
現象としては「久しぶりに子供の運動会で思いっきり走って転ぶお父さん」と同じことです。また「いきなりバタフライで泳ごうとしても腕がうまくまわらない」のも似てます。つまり使ったことのない筋肉や使っていない筋肉は急に動き得ないということです。
シャドーイングで発音筋を鍛える効果と方法
シャドーイングが発音に与える効果
「発音筋=発音する時に使う口周りの筋肉」と勝手に定義しましたけど、シャドーイングを1日10分やるだけで、驚く程に口がスムーズに動くようになります。シャドーイングは、発音筋のトレーニングです。具体的にやり方を見ていきます。
シャドーイングの方法レベル1
これは驚く程にシンプルですが、教材はなんでも構わないので、英文を読み上げているCDなどを用意してください。
①英文を再生する
②1文終わったら止める
③英文を見ながらゆっくりでもいいので同じように発音してみる
④できたら次の文章、できなかったらできるまで練習
これを繰り返すのです。結構根気が必要な方法ではあります。
シャドーイングの方法レベル2
レベル1に慣れたら次はレベル2です。少し大変です。
①英文を再生する
②1文終わったら止める
③英文を見ながら同じ早さで同じように発音してみる
④できたらCDに合わせて声が重なるように喋る
英文の長さや早さにもよりますが、この方法ができるようになるのはかなりキツイです。ただ保証します。この練習はまず最初にスピーキングが著しく上達します。口周りの筋肉の上達で無意識で英語の話し方が身につくのと同時に、イントネーションや文中のアクセントなども身に付きます。
つまり、この練習を繰り返すうちに、強く発音すべき単語や弱くすべき単語などが、ほぼ無意識に身につく感覚を覚えます。また、シャドーイングをする時には英文の音をよく聞き取る必要がありますよね。そして、自分が発音できる音というのは容易に聞き取れるようになります。結果的に、口と耳が鍛えられた結果として、リスニングがかなり上達します。
シャドーイングのための教材選びポイント
音声付きのCDと英文がセットになった教材というのは最低限必要なものです。こういった教材があれば自分でシャドーイング中心の学習は可能です。しかし、管理人の経験も含めて自分で工夫するシャドーイングの学習はどこかしら妥協・簡略化してしまう人が多いようです。そこでそもそもシャドーイング専用に作られているものがあればベターです。
30日間英語脳育成プログラム
この教材は、学習は全てPC上で行うもので、99%がシャドーイングで進む形式をとっています。というか、この教材の場合、上で説明した4ステップを最低限やらないと学習がすすまないことが下の画像からもわかるでしょう。
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1. 英語初級~中級は適切な教材を使ったシャドーイングで発音&リスニング 2. シャドーイング後は映画を使ってネイティブの表現に慣れる 3. ビギナー向けオンライン英会話(ビギナー向け) を使って話す練習 4. ビジネス・上級者向けオンライン英会話(ビジネス・上級者向け) を使って話す練習 |